有希子 西原
どんな家を建てるか?
茨城県へ住んで数年経っていました。
茨城県へ来て思ったことは、とても空が高いこと。
当時勤めていた工務店の設計部の皆さんからは、
「それってん何もないってことじゃん」
と言われましたが、それってとても魅力的なことだと思いました。
視界に入るほとんどが空で、太陽が光っていても青空の迫力がすごい。
雨が降っている範囲がだんだんと近づいてくる。
稲妻がバシっと空を走るのが見える。
これを表現したい。
そう思いました。
後々、絵本作家で東京へ住んでいる伯母が遊びに来てくれた時に、
「そらが180度だね」
と言ってくれて、とてもうれしく感じました。